2012年5月12日土曜日

気持ちいいな~

赤ちゃんはお風呂が大好き!それはママの子宮で温かい羊水の中にいた事を思い出すから。
赤ちゃんはママの胸に抱かれておっぱいを飲むのも大好き!それは子宮の中で温かく抱かれていた時と同じように安心するから。
赤ちゃんは抱っこされて歩いてもらうのも大好き!それはママの子宮の中で気持ちよくゆらゆらしていたから。
この写真の赤ちゃんは生後4日目です。なんて穏やかな顔をしてるのでしょう。
4月13日に生まれた高野翔さん陽子さんの初めてのお子さんです。かほちゃんと名付けられました。本当に可愛いですよね。

人間の子育ては厄介です。なぜなら人間は10ヶ月~1年もの早産をしているから。
哺乳動物は皆生まれたら直ぐに四本足で立ちます。そして自分からママのおっぱいを飲みに行きます。しかし人間の赤ちゃんが四足で上手にハイハイしてママのおっぱいを飲みに行けるのには10ヶ月~1年もかかります。人間の赤ちゃんも生まれて30分もするとおっぱいを欲しがるしぐさをします。でもママが上手に抱いて、あるいは助産師などの世話をする人が、赤ちゃんの口をママの乳首に触れさせないと、おっぱいを吸うことが出来ません。
なぜ人間だけがこんなに未熟な状態で生まれてくるのでしょうか?それは、2足歩行をしたことで脳がとても発達し頭が大きくなったので、生まれて直ぐに歩けるほど大きくなるまで子宮に入っていると、産道を通れなくなってしまうからです。しかも2足歩行をしたため、骨盤がSの字に曲がってしまってますます産道を通りにくくなってしまいました。ですから未熟な状態で生まれるしか選択肢は無かったのです。だから、人間の子育ては手がかかり大変なのです。
しかし、お産や子育てには素晴らしいメカニズムが用意されています。人だけが持つ大脳新皮質(読み書きそろばんの脳)を使わずに本能の脳である大脳辺縁系を使うことが出産や子育てを楽にしてくれます。
それにはまずリラックスすること。そして親愛なるパートナーに大切にされて不安の無い生活をすること。そしておっぱいを出産直後から吸わせることがとても大切です。
なぜなら赤ちゃんが乳首を吸うとその刺激が脳下垂体に伝わり、プロラクチンというおっぱいを作るホルモンとおっぱいをピューと飛ばせるホルモンであるオキシトシンが沢山分泌されます。
そのプロラクチンというホルモンは母性愛のホルモンといわれています。動物実験でもプロラクチンを雄に注射すると母性的な行動をする事が分かっています。だから、おっぱいを吸わせれば自然と赤ちゃんのお世話をしたくなるし、母性が目覚めるので子育てが楽しくなるのです。
オキシトシンは子宮収縮を促すので産後の回復が早くなります。また、オキシトシンは愛着形成のホルモンで、大好きな人に触れられたりすると気持ち良くなる時に出るホルモンです。だからおっぱいを吸わせるとオキシトシンのおかげで赤ちゃんへの愛着が深くなります。
その様に仕組まれた女性の体はまさに神秘です。神様の技です。
だから、自然に産んで自然に育てれば、ママは楽なのです。あたりまえに産んで、あたりまえに育てる環境は、まず出産する環境を選ぶ事から始まります。自分が一番リラックスできて安心できるところで、女性が本来持っている自然に産む力を十分に発揮できるサポート体制があるところ。そして赤ちゃんの持っている哺乳動物の本能が十分に発揮できる環境である事が望ましいですね。

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